山手幼稚園の園庭は、3つのゾーニングで構成しています。
園庭の周囲ぐるりと様々な草や花、中木、低木を植え、子供たちが大好きなダンゴムシはもちろんチョウの幼虫やカタツムリやバッタやセミなどが育つ環境を創造し、子どもたちが今日も明日もいつでも植物や昆虫採集あそびができるようにしています。
園庭の中心は広く整地された平坦な広場です。子どもたちは、そこでドッチボール、サッカー、おにごっこなどの遊びを楽しみます。これらの遊びは、規範(ルール)を守ることによって成立する遊びです。小学校へ接続していく年長児には特に重要となってくるので、これらの遊びができるようにしています。
山手幼稚園の園庭の周囲には、大型複合遊具をはじめとする様々な遊具を配置しています。
遊具は、起伏のある野山での行動を模倣できるものであり、子どもが全身をダイナミック使って楽しく遊びながら運動能力を伸ばすことができる大切なものです。
夢中になって遊んでいくうちに、移動・瞬発系の運動能力、バランス・調整系の運動能力、身体認識・空間認知能力など総合的に運動能力をバランスよく伸ばせるのが特徴です。
ある程度リスクを伴うものですが、勇気をもってこのリスクに挑戦することが”楽しさ”と達成したときの”喜び”につながります。この挑戦の積み重ねは、リスクを回避する能力やリスクを予知する能力につながります。
ちゃんと「自分の身体は自分で守る」「小さなケガを経験し、大きなケガを防ぐ」わんぱくでもいいから、たくましく成長する子どもが育つように、とことんこだわって遊具を設置しています。
保育室の目の前の園庭が、いつでも子どもたちの「遊び=学び」の欲求を満たすことができる環境であることは、お子様の豊かな未来への“種”になると信じています。