

独特な衣裳人形である竹田人形は、当時としてはハイカラな別珍(べっちん)を襟(えり)に使ったり、袖に剛毅(ごうき)な龍の刺繍を施すなど、派手派手しい作りです。
刀やキセルなどの小物にも手をぬかず、腕の良い職人の手を借りて見ごたえのある仕上がりです。
しかし、あまり目立たない手先の作りは胡粉(ごふん)をさっと塗っただけのいささか粗末なもので、頭や衣裳の細やかさに比べると、見劣りのするのは否めません。
見栄えよく、目の届きにくいところでは略するという合理主義が浸透している大阪気質が見受けられます。
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